ファイナンシャルプランナーの業務連絡

守りながら資産形成 鹿児島のFP、前田貴仁のブログ

確定拠出年金制度を利用しながら思うこと・・・

こんにちは。

鹿児島のファイナンシャルプランナー、前田貴仁です。

 

私は利用できる方には確定拠出年金をおすすめする立場にあります。

立場というよりも資産形成をするのに良い制度ですのでおすすめしているわけですが。

私自身も個人型確定拠出年金制度を利用していますので、私が感じていることを書いてみます。

 

私は確定拠出年金の運用管理機関はSBI証券を利用しています。最近申し込まれる方にはキャンペーン等あってうらやましいですが、私が開設をしたときにはまったくキャンペーンなどなく、ひっそりと運営されているような状態でした。

 

SBI証券確定拠出年金を利用していればSBI証券の口座から毎月の掛金を引き落とさなければいけないと思われている方もいらっしゃいますが、そうではありません。

基本的にはどこの金融機関の口座からでも掛け金の引き落としができます。

 

私はメインバンクから掛金を引き落とすようにしています。

これが気になること1です。

何かあったら金融機関の窓口に行って手続をしなければいけない・・・という作業がありません。ですから、北海道の銀行で確定拠出年金を利用しても大きな問題はありません。ネット証券を利用する人が多い理由がここにあります。

 

次は気になること2

しかしこれはメリットでもありデメリットと感じることもあります。

原則60歳まで払い出せませんので、今の掛金を現金で手にするのは20年以上も先のことになります。

 

長期投資になりますので、短期的な投資意識は捨てて長期的な考えでポートフォリオを作っています。私自身の投資方法は、経済の大きな流れに乗りながら、リスクを計算して一定以上に損失が出ないよう調整をしています。

 

これまでの投資経験で起きてきたことを想像しながら、またこれから起こるであろう経済の動きを考えながら対応できるようにしています。

 

しかし、この60歳まで払い出せないということはデメリットになることもあるのです。例えば、急に現金が必要になった時に解約して使おうといったことができません。

ですから、確定拠出年金のご相談をいただいたときには、すぐに用意できるお金と投資をするならNISA口座や特定口座などの解約して現金化できる方法も合わせて使うことをお話ししています。

 

いい制度だ、いい制度だと騒がれているうちに、木を見て森をみなければ急にお金が必要になった時にさあ困ったということになります。いい制度ですが、飛びついてしまうと後からが大変です。じっくり考えることが大事です。

 

気になること3です。

手数料が気になります。銀行口座から毎月の掛金が引き落とされると確定拠出年金口座をチェックするようにしていますが、毎月の手数料が気になります。掛金から手数料を

引かれて、残りを運用していくので減ったな・・・と思ってしまいます。

 

ですので、毎月発生する手数料、コストには注意です。これくらいならと思っていても実際に数字で出てくると大きいです。

私は手数料がかかりにくいと言われているSBI証券を利用しているますが、それでも手数料が痛いなと感じています。

 

気になること4です。

投資信託の運用管理費用が安いものがあります。最近はNISA口座や特定口座で買える投資信託でも運用管理費用が安いものが出ていますが、確定拠出年金用の投資信託は運用管理費用が安いものがあります。コストを抑えられるのでありがたいです。

 

最後に、

気になること5です。

今は来年からの個人型確定拠出年制度の変更で多くの金融機関がキャンペーン等を発表して、確定拠出年金口座を開設してもらおうとしていますが、個人型確定拠出年金制度を利用するときは、自身のキャッシュフローについてじっくり考えてから行わないと

資産はあるけれど、現金がないという状態になります。

 

今の金融機関の動きと人間の行動を考えるとこの状態になる人が発生しそうで、キャンペーンやブームに乗らず、少し立ち止まって相談でもしてから始めてみたほうがよいです。

 

相談は私に・・・というように繋がりました。

 

個人型確定拠出年金制度は資産形成によい制度です。

相談できる相手を探して、ジックリと時間をかけて有効に利用していけるとよいですね。

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ファイナンシャルプランナー(AFP) 前田貴仁

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