今の確定拠出年金の話題は販売促進が中心だということに気づきましたか?
こんにちは。
鹿児島のファイナンシャルプランナー、前田貴仁です。
来年1月に向けて個人型確定拠出年金の話題を聞くことが増えてきました。
それに合わせて興味をお持ちの方も増えていますね。
今まで投資とは無縁だった方も何の制度だ?ということでお考えのようです。
「確定拠出年金って投資しないといけないのでしょ。」
ときどき聞きます。
そのようなことはありません。値動きの大きな商品を選ぶ必要はありません。元本確保型の商品を選んでもかまいません。いつもお話しするように投資は人それぞれですから、自分に合った方法でやればいいのです。
しかし、なぜ値動きが大きな商品を選べないのでしょうか?
これだけが答えではありませんが、経験したことがないので、先が見えていないからではないでしょうか。
仕事でもそうだと思いますが、ベテランと新人が同じ仕事をして違うことは、その仕事を進めていく中で今後どんなことが起こり得るか知っているか知らないか。
投資でも同じことが言えます。投資の経験がある人は、経済がずっと右肩上がりを続けるとは思っていません。景気が悪くなる時があればよくなることもある。
不景気になることが頭に入っている。おそらく下がることもあるだろうと・・・。
投資の経験がない人は、どれだけ下がって、どこまで下がるのかを経験したことがないからビクビク・・・。もしかして0になるのでは。
商品の内容を知っていれば0にはならないことがわかりますが、不安でしょう。不安があるからどうしようかと迷います。
不安にはどう対応をしましょうか。
中国の古典「孫子」には守りが大事だということが書かれています。
数千年前から人間は守りが大事だということを知っていました。
そう、投資にも守りが大切なのです。
値動きがある商品を選択するのか、商品の組み合わせはどう考えるのか、今買うのか売るのか、いくら投資をするのか・・・。
挙げるとたくさんありますが、「守りが大事」なのです。
守りをするには経験が必要になります。やったことがないことでただ守るなんて難しい。だから知っている人の力も借りて初めは守る。慣れてきたら自分の経験で守る。
不安なところは経験者を頼る。
「守り」とは大切なんですよ。
私自身の資産運用も「守り」が主です。「守り」だから元本確保型ではないのですが、全体を見ながらの組み合わせです。
最近は確定拠出年金の話題が多いのですが、全体を見ながらの守りの話は少ないんですよね。確定拠出年金も販売が中心になていることに気付いていましたか?
ファイナンシャルプランナー(AFP) 前田貴仁
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