ファイナンシャルプランナーの業務連絡

守りながら資産形成 鹿児島のFP、前田貴仁のブログ

人間はお金を合理的に考えられない

こんにちは。

鹿児島のファイナンシャルプランナー、前田貴仁です。

 

「そんなに人間は合理的に考えられない!!」

 

???

なんでしょうか。

これは最近、生命保険についてご相談があった時に感じたことです。

 

三大疾病になった時が心配なんだというご相談をいただきました。どんな保険商品があったかと調べてみました。入院期間無制限・・・入院時の保障が手厚い・・・通院まで保障される・・・。まぁいろいろとあることだ。

 

生命保険というと医療保険で入院したら1日いくらということで相談される人が多い。また雑誌やインターネットで保険に関して書かれているものを見かける。

さらには、保険会社の医療保険は不要だということも見かけます。

 

私は民間保険会社の医療保険は全く不要だとは思っていませんが、実際に人間が持つ感情を考えると不要かなとも思っています。

 

三大疾病というと入院して手術してと考えます。治療費が心配だとなるわけです。

 

しかし、本当に心配なのは治療費がいくら・・・ではないのです。

お金が足りるのかという心配なんです。

今持っているお金と出ていくお金のバランスが取れるのか?

 

健康保険の高額療養費制度や貯蓄があるから大丈夫だろうと思っていませんか。

FPが書いた本には、医療費として貯蓄を活用するなんて書かれていますが、これは人間の感情を無視しているようにも思えます。

 

人間の感情は合理的ではありません。

医療費として貯蓄を活用するのは合理的です。

しかし、自分の貯蓄がどんどん減るのを普通の顔をしてみていられるのか?

 

また、保険会社の医療保険があるから大丈夫だと思っていませんか?

医療保険が入院日数に対して支払われるならば、一日5千円とか1万円とかしか支払われない計算です。何とか入院日数を増やしたいと指おり数える。

 

必要なお金とは、一時金で大きなお金、100万とか200万とかを得ることができることだと思うのです。これなら一時的な収入減にも対応できますし、お金を手にした状態で自分の治療手段を決めることができる。入院一日いくらで、何日入院してと指折り数える必要はない。

 

自分の貯蓄が減っていくということもとりあえず見なくて済む。

傷病手当金等はすぐに得ることができません。手続きをしてから数週間先の収入です。途中で一度締めることは可能ですが、その都度手続きが必要。

 

とりあえず病気になって一時金で大きなお金が得られれば当分の対応はできるのです。

 

お金が減っていくのは精神的にも良くありませんから、大きなお金が動く病気に対しては、一時金で大きな保険金をもらえる保険で対応するのも一つです。

 

でもなかなか合う商品がないのです。

さらには、この商品はいいという人が少ないのが現状です。。。

そんなに、人間は合理的に考えられないのに。

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ファイナンシャルプランナー(AFP) 前田貴仁

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