資産形成の教科書
こんにちは。
鹿児島のファイナンシャルプランナー前田貴仁です。
私は投資を始めて15年以上になりますが、有名なファンドマネージャーなどに会うと、どんな本を読んでいるのかとたずねていました。
ある有名なファンドマネージャーに聞いた時ですが、きっと有名な経済書とか答えが返ってくるのだろうなと思っていたら返ってきた答えは、
「歴史の本」でした。
その頃の私はなんで歴史本なのだろうかと思っていました。
今、私がお客様から資産運用をするにあたって読んだ方がいい本は何だと聞かれたら、即答します。
「歴史の本を読むといいですよ。とくにおすすめは中国古典」
なぜでしょうか?
読んでもらえればわかりますが、今残っている本は何千年も前からの出版競争を勝ち抜いているのです。そして人間は大昔から変わっていないことが書かれているのです。
人間とは何か?人間はどう考えるのか?
孫子にはこんなことが書いてあります。
「彼を知り己れをしれば、百戦してあやうからず」
相手のことを知り、自分のことを知れば百戦してもまけないだろう・・・。
相手を知る=投資商品を知る、己を知る=自分の心を知る。損失が出た時にどんな気持ちになるのか。これを常にできたら負けない資産運用ができる・・・。
このように解釈できると思っています。
ビジネス書を読んでもそのほとんどにはこのようなことは書かれていないのです。書いてあることはテクニックやらたまたま著者が成功した事例やら。
資産運用に必要なことは商品を知ることと自分を知ることです。人それぞれ感じ方や考え方が違いますから、自分を知ることが大切なのです。これが資産形成につながります。
歴史書は資産形成をするためにすごく大事な教科書です。
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ファイナンシャルプランナー 前田貴仁
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